取締り、交通規制関係のQ&A
Q 高速道路で路肩を走ると違反だとききましたが?
A そのとおり。路肩は車が故障したときに避譲したり、パトカーや救急車などの緊急自動車に限りやむを得ず走行することができる空間なので、一般的に路肩走行は禁止されています。

Q 踏切の警報が鳴っている時に無理矢理通過しようとする車があるけど危険ですよね?
A 危険ですし違反になります。踏切の遮断機が下りはじめているときや閉じている間又は踏切の警報機が鳴っている間は、当該踏切に入ってはならないこととされています。

Q 交通違反で納めた反則金は何に使われるのですか?
A 交通違反の祭に納められた反則金は銀行や郵便局を通じて国に納入されます。そして、交通安全対策特別交付金として各都道府県や市町村に交付され、信号機、道路標識、横断歩道橋などの交通安全施設等の設置のために使われるのです。

Q  「交通反則通告書」というのが送られてきたのですが?
A 軽微な交通違反をした場合に、反則金を仮納付するよう「仮納付書」というものを警察官から交付されます。それを金融機関に持って行き交通反則金を納めることになるのですが、期日までに納付することを忘れたり、違反を認めないので納めないということがあります。このように仮納付をしなかった場合に「交通反則通告書」という書類と納付書が住所地に送られてくるのです。いわば督促状のようなものです。

Q 「放置違反金」とはどういうものですか?
A 放置駐車違反の取締りが民間に委託されるなど放置駐車違反の取締り等の制度が変わりました。放置違反金というのは、放置駐車違反を行った車両の運転者が特定できない場合に、車両の使用者(車検証等の車両登録上の使用者)に対してその支払を命ずる行政制裁金です。

Q 「放置違反金」も国に納めるのですか?
A  放置違反金は、国ではなく放置駐車違反をした都道府県に納めるものです。駐車違反した場所を管轄する都道府県の一般財源に組み込まれることになります。

Q 放置違反金を納付期限までに納めることができなかった場合にはどうしたらいいのでしょうか?
A  後日、納付するための書類が送られてくるのでそれを待ってください。

Q 交通警察官等が左腕につけている白と緑の腕章にはどんな意味があるのですか?
A 交通の安全を守る仕事をしている交通警察官等は、左腕に交通安全のシンボルである白と緑の腕章をつけていますが、もともとこのデザインは、鉄道関係者が交通安全意識を高める手段として考え出されたもので、大正12年12月に警察も制度として取り入れたそうです。
腕章の色は、“よもぎ色は道路、白色線は軌道(レール)”を表しているそうです。

Q パトカーは、なぜ白と黒なのですか?
A パトカーが日本に初めて登場した当時は、日本で生産される自動車の色は白色がほとんどで、パトカーも白一色でしたので、パトカーと一般の自動車との見分けがつかなかったようです。そこで、パトカーであることが一目で分かるようにするために、白色ボディーの下半分をその反対色の黒色に塗ったようです。これがパトカーを白と黒の二色にした始まりで、昭和30年には全国的に白黒に統一されたそうです。

Q 白バイはなぜ白いのですか?
A 白バイは、昭和11年8月に登場したもので、白バイの車体を白色にした理由は、ヨーロッパの各国やアメリカの白バイにならったものです。白色は大変目立つ色であるからといわれています。
 また、白色は「平和と清潔」を表す色であり、白バイ隊員は、交通事故のない、安全で快適な交通社会をつくるため活動する「平和の騎士」という意味で白色になったとも言われています。現在、白バイは道路交通法で緊急自動車とされ、その色は「白色」と法律で定められています。

Q 道路左端に白色実線が2本で引いてあるがどういう意味なのでしょうか?
A 白色実線が2本引いてあるのは「歩行者用路側帯」というもので、「路側帯における軽車両の通行並びに車両の駐車及び停車を禁止すること」となっています。つまり、「歩行者専用」なんですね。これは「道路標識、区画線及び道路標識標示に関する命令」(S35年12月17日総理府、建設省令第3号)に定められています。

Q (写真のように)白色実線と点線が平行して引いた場合はどういう意味なのでしょうか?
A  「駐停車禁止路側帯」(歩行者の通行の用に供する路側帯)というもので、「路側帯における車両の駐車及び停車を禁止する道路の区間」を示すものです。ここは「自転車などの軽車両」も通行することができます。 



Q 一般的には白色の実線が一本ですね?
A そうです。一般的な「路側帯」を示します。ここは歩行者の通行の用に供する路側帯で、軽車両の通行も可能です。

Q 写真のように歩道に線が引いてあったり、色分けされているところがありますが、どういう意味でしょうか?
A 自転車の通るべきところと、歩行者が通るところを区分しています。歩道上に標識やマークが付いていますのでこれに従いましょう。

Q 黄色いガードレールがあると聞きましたが?
A 一般的にはガードレールは白色ですが、山口県内では交通事故防止のために目立つよう黄色に塗ったものが多いようです。

Q 全国に信号灯器はどのくらいありますか?また、LED式信号灯器はどのくらいあるのでしょうか?
A 平成18年3月末現在、全国の車両用灯器は約112万灯、歩行者用灯器は約87万灯で、合計約199万灯あります。。このうちLED式信号灯器は、約19万灯(車両用約14万4千灯、歩行者用約4万6千灯)で、信号灯器全体に占める割合は、約9.5%(車両用12,8%、歩行者用5,3%)となっています

Q なぜ、電球式からLED式に交換を進めているのでしょうか?
A LED式信号灯器は、 
 @ 疑似点灯現象の防止(いわゆる西日対策);電球式では西日等が当たった場合に、点灯しているように見えることがあるが、LED式では、そのような現象が防止される。 
 A 省エネルギー効果がある。;LED式は、電球式に比べて消費電力が6分の1程度であるため、省エネルギー効果が高く電気料金が低減され、また、地球温暖化の原因となっているCO2の削減にも効果がある。 
 B 長寿命である;電球式の場合、約半年から1年程度の寿命であるのに対し、LED式の寿命は、概ね6年から8年と見込まれており、今後の技術進歩によりさらに長くなることも期待されている。
などのメリットがあるため整備を進めています。