高速道路で停止した場合の措置 |
高速道路における交通事故で最近多いのが、交通事故や故障で停止している車両に、後続の車両が衝突する事故です。
車両内に乗車していた乗員や車から降りて車両の周辺にいた佇立(ちょりつ)者がはねられています。
では、交通事故などで車両が停止した際に、車の運転者がとるべき安全確保措置は・・・・・・・
○ ハザードランプを点灯する
○ 発炎筒を点ける
○ 三角停止表示板を表示する
○ 道路外の安全な場所(ガードレールの外側など)に待避する
などの方法を講じることが必要です。
車の中で修理業者や自分の会社に電話をしていたり、寒いからといって車内にいると危険です
速やかに安全な場所に!
発炎筒はどこにあるの? |
車には発炎筒が備えられています。
車両の保安基準で備え付け義務が定められています。
発炎筒の有効期限はおおむね4年であり、一般的には車検の時に有効期限が切れそうなとき又は切れているときは交換することとされています。
ところで、発炎筒はどこにあるかわかりますか?
写真のように、通常は助手席側の足下、ダッシュボードやコンソルボックスの下あたりにあります。
万が一の時のために、あなたの車の発炎筒はどこにあるのか確認しておきましょう。
発炎筒の使い方は? |
発炎筒はどのようにして点火するんでしょうか?
まずは、格納場所から取り出します。
※ 上記1.のように助手席の足元わきのホルダーに格納されている場合が多い
@ キャップをひねりながら抜く
A 先端にマッチのすり薬のような部分があるので、マッチをする要領でこすって点火する
B 点火したら適切な場所に置き、素早く安全な場所に退避する
※ 発火した発炎筒の先端部分は高温になるので、軍手などを着用して作業するとよい。
三角停止表示板は |
高速道路上において交通事故や故障などやむ得ない理由で車両の走行が困難になった場合には、停止表示器材を表示しなければならないこととされています。(道路交通法第75条の11)
携行は義務付けられていないが、三角停止表示板などの停止表示器を置かないと故障車両表示義務違反となります。
停止表示器材には、三角停止表示板と灯火式のものがあります。
この三角停止表示板を使用した場合の効果は下のとおりですが、上部の「停止表示板あり」の方は照射範囲の外にあっても表示板が確認できます。
子細は
JAFチャンネル http://ch.jafevent.jp/detail.php?id=182_0_85424
で確認してみて下さい
高速道路は、
「信号機もない、歩行者の飛び出しもない、高速度で走れる・・・安全な道路」
あなたはそう思っていませんか・・・・でも、実際には・・・
逆走車両、落下物、故障や事故で停止している車両、佇立歩行する人、鳥獣の立ち入り・・・・・・危険がいっぱい隠れています
安全な速度と慎重な運転に努めましょう!!
「高速道路で逆走? そのときあなたは避けられますか?」
「交通事故に直結する高速道路上の主な交通違反〜リスクを知って安全運転〜」
一人一人が自分のものとして交通安全を考えましょう。