高速道路における二輪車の事故分析 気をつけよう!40〜50代のライダー! 〜警察庁特別調査結果〜 |
警察庁交通局交通企画課高速道路管理室の発表(平成24年9月20日)によると、
警察庁が、平成23年中及び平成24年7月末までに高速道路上で発生した自動二輪車が第1当事者となった重傷以上の交通事故150件(死亡事故25件、重傷事故125件)を分析した結果、いくつかの特徴的な二輪車事故傾向が見えてきましたとのこと。
その特徴点は次の通り。 子細はこちらからどうぞpdf ファイルで
1 第1当事者が二輪車の交通事故は、約7割が単独事故
対象事故150件のうち、105件が単独事故であり、うち50件が道路施設等への衝突を伴わない転倒事故であった。
2 40〜50代が約半数を占める
二輪車事故の第1当事者は、平成23年中は40〜50歳代で半数を占め、本年も43%が同年代のライダーである。
本年は20代の事故割合が昨年と比べて増加している。
3 男性ライダーが大半を占める
二輪車が第1当事者となった交通事故の大半は男性ライダーであった。 ※ タイの事故防止キャンペーン路上展示↓
4 第1当事者の二輪免許取得経過年数
高速道路における交通事故で、第1当事者となった二輪ライダーの当該使用車両にかかる運転免許取得経過年数を分析した結果、6割以上が10年以上のベテランライダーであった(但し、二輪車不使用期間は不明)。
5 第1当事者となるライダーの年代構成推移
平成7年から平成24年7月までの第1当事者が二輪車の交通事故について、ライダーの年代構成を分析した結果、20代ライダーと40〜50代ライダーの年齢構成が逆転していることが判明した。
6 第1当事者となる二輪車の法令違反
二輪車が第1当事者となる交通事故の法令違反を分析すると、ハンドル操作不適が約2 6%、前方不注視(内在的・外在的)が約1 8%、速度関係(安全速度・速度超過)が約16%を占めた。
7 751cc以上の排気量車両が約半数を占める
排気量別では、大型自動二輪車が多いが、中でも7 5 1 c c以上の二輪車が第1当事者となる交通事故は、平成23年中は47%、本年は57%も発生している。
8 ネイキッド型、アメリカン型、レーサー型の順で第1当事者となっている。
第1当事者の二輪車タイプ別では、3大タイプに概ね分類された。タイプ別分類はこちら
9 二輪車愛好家の皆さんにお願い
高速道路における二輪車事故は、ハンドル操作不適や漫然運転、速度超過等によって多く発生しています。運転技能に慢心せず、車両性能を過信せず、加齢による身体能力の変化を自覚して、自分に合った安全運転で、事故や交通違反のない快適な二輪車ライフを満喫してください。
10 二輪車販売店の皆さんにお願い
二輪車を販売する際には、速度抑止や追越し方法など高速道路における安全走行に関する助言をしていただき、大切なお客様の安全運転を促してください。
高速道路における死亡事故が増加しているようです。 交通事故は身近な問題です。
高速道路を利用する際の安全な利用方法についてあなたは理解していますか?
警察庁が発表した
「交通事故に直結する高速道路上の主な交通違反〜リスクを知って安全運転〜」
を確認しましょう(ジャンプします)
一人一人が自分のものとして交通安全を考えましょう。